さあ、ニッパチを乗り切れるか(笑)

ブックマンション・エルピスしものせきの店主です。いつも読んでいただいてありがとうございます。
商売は二月と八月が一番売れ行きが落ちると言われています。そこで生まれた言葉「ニッパチ」です。北の湖、若乃花、麒麟児ら大相撲で活躍した昭和二八年組を「花のニッパチ組」と呼んだのとは違います。
こちらエルピスも見事にニッパチの黒雲に覆われています。大型寒波がやってきた先週は六日間で売り上げゼロを四回記録しました。来店者がゼロの日もありました。天候のせいばかりにはできない最近の不調です。どうすればいいか悩みます。

そういう中で店主は全国でブックマンション型書店(シェア型書店とも)を経営する人や棚を出している人たち対象のオンライン研修会に参加しました。去年に続き二回目の参加でしたが、その時は全国で5,60店舗と言われていたこのタイプの店舗が今では百店に近づいているそうです。山口県内にも四店舗あるそうです。
今後の運営に活かせそうな有意義な情報をいくつか得ました。一方、エルピスには活かせないなという情報もいろいろ。それは店の規模が違いすぎるのと、立地条件が違いすぎるからです。棚主の人数が2百とか3百とかいう大規模店はまさにビジネス。家賃も一か月万単位の店もありました。
エルピスは半径5キロ以内の人口がかろうじて万には行くでしょう。数千人という地域でやっている店もいくつか。東京には三十数店舗ありますが、半径一キロ以内の例えば昼間人口で数十万という下関が二つ三つ分の地域もあります。潜在的需要が圧倒的に違います。
棚主さんも出店動機は千差万別。多くは自らが読書好きですが、中には「僕はほとんど読みません」という人もいました。いわゆる「転売ヤー」かな。
エルピスも開店前から相当の努力をしないと売れないよなあとは覚悟していましたので、あたふたはしていません。とはいえ誰も来ない店では店番の意味がありません(笑)。とにかく来店者数を増やさないといけません。どんなにいい本、いい品を並べても人の目につかなければ売り上げにはつながりません。

店内レイアウトを変えます ほかにもいろいろ

無い知恵を絞っていたら、何人かの棚主さんから店内のレイアウトの変更が提案されました。エルピス入口に店番が座っていたら入りにくい、店番は一番奥に机を移動したほうがいいというものです。やってみようと思います。そのためには現在の本棚の配置を大きく変えねばなりません。現在の店番の椅子の後ろに棚を作りつけます(奥に店番が移動すると今ある新書や文庫の棚のかなりが死にます)。エアコンの壁面に奥の大型本やいかにも古本屋らしい並びの書籍を棚ごと移動します。
こうすることで店の中央にテーブルをもう一つ出せるかもしれません。展示スペースが広がります。有効活用(特定の物品の期間限定販売とか)できればと思っています。
また、外の看板類も新増設を予定しています。建物の入り口の壁面、下関側の壁面に新設し、スタンド式の看板も変更する予定です。以上、相当の経費がかかります。ずっと赤字経営が確定です。
店主だけの店ではないので、棚主の皆さんにも頑張ってもらいます(笑)。ひとりひとりできることからお願いということで、以下のことをお願いしました。
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まずは増やせる方は品ぞろえを増やしてください。「あまり本が変わらんね」というリピーターの声もありますので、変更できる方はお願いします。現状、何が売れるかは並べてみないと分からないということです。
SNSでの発信は有効です。インスタで見た、ツイッターで知ったなどと来られる方もいます。ご自身の発信はもちろんエルピスの発信をリツイート、シェア、拡散くださると結構な発信数になります。
2月のあるお客さんは「棚主のAさんの知り合いです」と門司から来店され、なんと10冊も下関・北九州の棚の本をお買い上げくださいました。最後はこうした人のつながり、パーソナル・ネットワークかと思います。ぜひお知り合いにお声かけください。
棚もいくつか空いています。空きが多くなると店番が・・・。こちらもよろしくお願いします。

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