
超低空飛行から脱せるか、6 月のスタートです
今年になって来店者数、売り上げともにかなり低調になりました。来店者数がゼロの
日も何日もあって、当然の売り上げゼロです。売り上げがあってもめったに 1000 円台
には届かずというわけで、店主も棚主も「このまま消えるように閉店?」と口に出すこ
ともありました。
しかし「本と人の交差点」という出会いの場をそんなに簡単につぶしたくはありませ
ん。店主が営業にとりわけ専念できないこの二か月でしたが、あれこれ考えてはいたの
です。まず具体化したのが先月末まで一週間開催のイベント。棚主の T さんは実はプラ
モデルの製作者です。彼が主催する模型倶楽部「馬関のとら。」のイベントには 3 日間
で千名単位の来場者があります。T さんはメーカーや出版社の注文に応じて彩色するの
ですがそれは「初級編」なんだとか!
狭いエルピスの店内にその初級レベルの作品が並べられました。自分も模型作ってい
るという方が来られて「こんなの見せられたら一か月はやる気なくなるわ」と、その技
に嘆息していました。
このイベントを知らせるフライヤーを地域にポステイングした効果もあったのでし
ょう、期間中は来店者も増え売り上げも毎日 1000 円台を記録しました。来店者をとに
かく増やすための企画をどんどん打たねばなりません。売り上げに直結せずとも「出会
いの場」づくりの目的は果たせます。
棚主さんからの提案は他にもありました。一つは店内レイアウトの変更です。入店し
やすいように店番の机を一番奥にしました。棚も増設しました。文庫本と新書版用の棚
です。この分、全体で 300 冊は容量が増えました。とにかく商品数を増やすことです。
なぜか?何が売れるか分からないからです。
店の外側の宣伝も二枚発注しました。一枚は国道からよく目立つ大きさ高さです。二
枚目はランドリーの入り口に貼りだします。万札がいっぱいいっぱい飛んでいきました。
あと入り口のスタンドサインも作り変えます。いつの日か回収できますように。
これは喜ぶべきことですが、エルピスのようなシェア型書店がどんどん増えているよ
うです。市内では市役所周辺に二カ所。宇部市にも一つ出来たそうです。いずれも若い
人の起業のようです。成功しますように。そしておそらく構成メンバーの平均年齢いち
ばン高いであろうこちらも不老長寿でいけますように。もちろん若手の参画も大歓迎で
す。あと棚主 4 人は増やしたいところです
