About

ブックマンションを開きたいと思いついて、あちこち場所探しをしました。市役所前のシャッター通り商店街にないかと相談しましたが、家賃が8万とか10万とか!箸にも棒にもです。「思い切り田舎で」と方向転換しましたがいい物件はなかなか見つかりません。一つ駐車場も広いし幹線道路沿いで店舗もかわいらしいのがありましたが、そこも家賃8万円!

半分あきらめかけていましたが、「それやりましょうよ」と賛同してくれたのが下関市豊田町の福井新建材株式会社の見原社長と社長夫人です。同社が豊浦町に新たに計画中のコインランドリーの施設にブックマンションを併設するプランが誕生したのです。無機的で無人営業でなんとなく場末感の漂うコインランドリーのイメージを払しょくするものにしたいと考えていた社長の思いに合ったのがブックマンションだったのです。

それから1年余り、あれこれ考えながらついに開業できました。個人的に苦労したのが店の名前です。ノート何ページにもわたり、思いついた名前を書きだしました。何の店かわかるように「ブックマンション」はいれよう、豊浦よりは下関の方が認知されるかな、それだけでは開店したい思いが伝わらないなどと結構悩みました。その結果が「本と人の交差点 ブックマンション エルピスしものせき」というわけです。エルピスはご存じのようにラテン語で希望のことです。本と人が交差し出会う場所で新たな希望が生まれたら楽しいなあ」という思いです。当時ヒットしていたテレビドラマ『エルピス —希望、あるいは災い— 』も後押ししたと思います。

ままごとみたいですが、「本屋さんしてみたいな」と思った人が集まり、好きな本を並べてそれぞれの本棚をつくります。そんな本棚が集まった本屋さんは、個性的な店主さんのこだわりが集まった本屋の長屋、いやブックマンションというわけです。

いま、本州最西端のここ下関市郊外の豊浦町で2023年師走に開店したブックマンション「エルピスしものせき」が出会いと希望を育くむ場になるべく活動中です。店の場所は下関市の豊浦町吉永、国道191号線沿いのコインランドリーぷく内です。ぜひ一度お立ちよりください。地元のハンドメイド雑貨の作家さん7人の作品も常時販売中です。

 

 

お問い合わせは下記にご記入ください